脇の黒ずみ改善ケアについて調べていると、重曹を使うケアが度々視界に入りました。クエン酸の時も思いましたが掃除に使うアイテムで黒ずんでいる部位をどうにかできるのでしょうか。重曹はクエン酸と違って酸性なわけでもないのに?そこで、脇の黒ずみに重曹を使うのはアリなのかナシなのか、本当はどっちなのかを探りました。

脇の黒ずみが重曹で治せるってつまりどういうことなの?

脇に使う場合、使い方は2パターンあります。

パターン①ボディソープに混ぜる
パターン②重曹パックにする

これだけだと、どうして改善できるのかイマイチよくわかりませんよね。ざっくり言うと、

ボディソープに混ぜる→スクラブ効果が得られる
重曹パックにする→ピーリング効果が得られる

ということです。
つまり、スクラブ剤もしくはピーリング剤の代わりに使うということですね。じゃあ、スクラブ剤やピーリングとして代用することに特別な意味や効果はあるのでしょうか?

脇の黒ずみに使うのはどんな重曹でもいいわけじゃない

重曹と一言で言っても種類があり、どんなものでもOKなわけではないので注意しなければなりません。

食用
掃除用
医療用

上記のように3種類あり、この中で脇の黒ずみ改善ケアに使えるのは医療用、と見せかけて、食用です。いえ、医療用でもいいというかむしろベストなのですが、食用や掃除用とくらべて高価なので重曹にそれだけお金をかけるならもっと違う物事に使ったほうが黒ずんでいる部位をキレイにできるので医療用はパスします。

それと、食用といってもベーキングパウダーではありません。ベーキングパウダーはピュアではなく他の物も混ざっているからです。食用、かつピュアな製品を使用します。
掃除用の物も基本的にはピュアなのですが、粒子が荒い、すなわち1粒1粒がスベスベツルツルしている粒というよりもザラザラゴツゴツしている粒で、しかも、食用や医療用とくらべると粒が大きいため、顔じゃなくても肌である脇に使うには不向きなのです。

それから100円ショップでも買えますが、安い代わりにだいたいが掃除用で、特に明記されていないなら掃除用だと思うのが無難です。安い物を買う時は食用だとはっきり記載されている物を選びましょう。食用、かつ、パッケージの裏面などに重曹もしくは炭酸水素ナトリウムと書かれていて、それ以外の物が混ざっていない物を買ってください。炭酸水素ナトリウムは重曹の別名です。

脇の黒ずみを改善すると言われているのは重曹パック

脇の黒ずみを改善すると言われているパックの、作り方、使い方、注意事項について説明します。
まず、作り方から。材料はいたってシンプル。重曹と水だけです。もちろん食用(医療用も可)を!

作り方
水と重曹が1:1の割合になるように同じ分量を用意する
ガラスやプラスチックなど金属以外の入れ物を用意し、割りばしなどを使って混ぜる
しゅわしゅわと泡立つので泡が落ち着くまで混ぜる
ペースト状になるまで練る

作り置きしておける物ではないので使うその都度作る必要があります。使い切れる量を作る、また、ペースト状にしやすくするため、あまり多量に使わないようにしてみてください。

使い方
作りたての重曹パックを両脇に塗る
10分放置する
シャワーで洗い流す

作ったらすぐに使います。そして、両脇に塗って10分放置するので、ダラダラ垂れてこないようにペースト状にするわけです。
刺激を感じたら10分経っていなくても洗い流してください。それと、特に刺激を感じなくても10分以上置くのはやめましょう。長く放置するほうが効果を発揮するということはないので。シートマスクや洗い流すマスクも放置時間が長いほど良いわけじゃないですよね?それと一緒です。

注意事項は、すでにいくつか述べましたが念のためにまとめると、

・掃除用は使わないこと
・作り置きしないこと
・刺激を感じたら10分経っていなくても洗い流すこと
・刺激を感じなくても10分以上は置かないこと
・毎日はやらないこと

週1回が目安です。少し負担をかけてでもキレイにしてキレイになったら休憩させる、というケアなので、毎日やってしまったら少しどころの負担ではなくなって美ワキにするはずがボロボロになってしまいます。

脇の黒ずみに重曹でのケアは効くの?効かないの?

重曹をスクラブ剤代わりにしたりパックに使ってピーリング剤代わりにするケアについて、効くか効かないかは一概に言えません。効く黒ずみもあれば効かないものもあるからです。つまり、効くタイプだったら脇に使うことで改善し、効かないタイプだったら脇に使っても改善しないということです。
では、効くタイプと効かないタイプとでどんな違いがあるのかというと、

効く→毛穴が汚れて黒ずんでいる
効かない→メラニン色素のせいで黒ずんでいる

上記のような違いがあります。黒ずませている原因が違い、原因によって重曹が効果を発揮する場合としない場合とがあるため、効いたり効かなかったりする、と。くわしいことは後述します。

重曹でのケアが効くのは毛穴が汚れている脇の黒ずみ

脇の毛穴が汚れて黒ずんで見える場合、重曹をボディソープや泡立てた石鹸の泡に混ぜて即席スクラブにして洗うと、毛穴の中に入り込んだ汚れをかき出してくれるので改善できます。また、重曹パックでピーリングすることでも毛穴汚れは改善でき、ひいては、黒ずみも改善されます。
市販のスクラブ剤かピーリング剤を使うのではなくわざわざ重曹を使う意味は、安いからではなく重曹がアルカリ性だからです。

毛穴を黒く見せている汚れは皮脂などが酸化した物で、酸性かアルカリ性かで言うと酸性になります。酸性の汚れは反対の性質つまりアルカリ性の物で中和してあげると落ちやすくなります。
そうはいっても、人間の肌にアルカリ性の物を使うと、アルカリの強さ次第では皮膚の中のたんぱく質が溶けてしまうという恐ろしい事態に…。そんなことにならないためには、アルカリはアルカリでも弱アルカリ性の物を使わなければなりません。

重曹はその弱アルカリ性です。弱アルカリ性でしかも安価で入手しやすいというメリットがあります。だから脇の黒ずみ改善ケアに使われるようになったんでしょうね。
ところで、埋没毛があるせいで黒ずんで見える場合もスクラブやピーリングで改善することがあり、そういう意味では埋没毛タイプの脇の黒ずみにも効きます。ただし、重度の埋没毛はスクラブでもピーリングでもなかなか改善できず、そうなると、重曹でもたちうちできません。

メラニン色素由来の脇の黒ずみに重曹を使っても消えない

はっきり言ってしまうと、メラニン色素が黒く見せている脇の黒ずみに重曹を使うのは馬鹿馬鹿しいです。
メラニン色素が生産されるきっかけとなるのは乾燥で、乾燥を予防改善するケアは保湿。

メラニン色素を生産しなさいという指令をブロックするなどメラニン色素生産を抑制する予防美白。すでにできてしまったメラニン色素に働きかけて還元作用で色を薄くしたり排出をうながしたりして改善していく改善美白。
すなわち、脇の黒ずみを改善したいなら、保湿と美白(予防美白と改善美白)が絶対に必要!
にも関わらず、重曹には保湿効果も美白効果もありません。メラニン色素という悪役をやっつけるヒーローにはなれないんです。
スクラブ剤やピーリング剤の代わりにすることで古い角質をオフできれば、古くなった角質細胞に邪魔されることなく保湿成分や美白成分が浸透しやすくなる、というメリットは得られます。でもまあ、古い角質をオフするのは重曹じゃなくてもできることなので、メラニン色素由来であればわざわざ使わなくても良いでしょう。

脇の黒ずみ改善ケアに重曹を使うのはリスクがある

メラニン色素由来の脇の黒ずみ改善のために使うのはほぼ無意味です。重曹には保湿効果も美白効果もなく、スクラブもしくはピーリング効果で古い角質をオフして保湿及び美白成分を浸透させようと思うなら重曹以外にもそういうアイテムはあるのでこだわる必要はないからです。

なら、毛穴汚れが原因の脇の黒ずみはどうなのかというと、改善効果があることはすでに説明した通りです。重曹で毛穴汚れを落とせば、毛穴汚れが原因で黒ずんでいる状態は自然と解消されます。
ただ、やっぱり、「それって重曹じゃなきゃダメ?」と首をかしげたくなるんですよねえ。

重曹は弱アルカリ性なのでアルカリ性の中では刺激が弱いほうだとはいえ、肌に使うには刺激が強過ぎるんです。超健康な肌に使うならアリかもですけど。脇はどちらかと言えば皮膚が薄いですし、黒ずみができている場所は下手すると炎症が起きているので、そんな場所に使って大丈夫なのかと思わずにはいられません。
もっとマイルドなスクラブ剤やピーリング剤はたくさんあります。どうせ使うなら、可能な限り刺激が少ない物を使うのがベターです。

脇の黒ずみ改善のためでも重曹とクエン酸を混ぜると刺激が強い

刺激というリスクを持つ重曹を脇の黒ずみ改善ケアに使うことを両手を上げて賛成する気分にはなれないのですが、とりあえず、重曹で何の刺激も受けなかったとします。そういう人もいます。A子は試しにスクラブ剤代わりにしてもパックをしても何の刺激も感じませんでした。ツラの皮と同じくらいワキの皮も厚い説リターンです。

それはさておき。
何の刺激も受けなかったとしても、重曹とクエン酸を混ぜた物をパックに使うとなると、話は変わってきます。パックを作る容量で材料にクエン酸を足してみてください。重曹以上にしゅわしゅわと泡立つはずです。重曹だけでもいいけどクエン酸を使ってパックするほうが効く!と紹介されていることがあってびっくりしました。効く効かないの前に刺激が強過ぎるという話です。

食用を使っているとしても、クエン酸を混ぜた物はもう洗剤と同じくらい刺激が強いです。実際、流しの掃除などに使われる手段ですしね、重曹とクエン酸を混ぜるのって。脇の黒ずみ改善効果があるとしても、そういう物をオススメする気にはとてもじゃないけどなれません。
そうまでして改善したいなら、もっと適した物があります。

脇の黒ずみを改善したいなら重曹より適した物がある

重曹を使ったり、クエン酸を混ぜたり、例え刺激が強いとしても脇の黒ずみが改善できるならやってみる!
そういう前向きな気持ちはとても素晴らしいことだと思います。どうせ何をやっても美ワキになれないと後ろ向きでいるよりは、あれをやってみようこれをやってみようと前向きにいろんなケアを試してみるほうが美ワキに近づけますから。

それでも、黒ずみ改善のためでも刺激が強いことを脇などの部位に強いる必要はないんですよ、と言わせてください。
同じ刺激が強いなら、ハイドロキノンのような美白効果を持つ物を使うほうがメラニン色素由来の黒ずみには効果的ですし、刺激を感じることなくケアできるアイテムはあります。例えば脇の黒ずみ専用の改善効果を持つクリームなどは敏感肌でも使えるくらい刺激が少ない物が多いです。

なんというか、重曹みたいな刺激の強い物を使うことは、頑張る方向性が違うんじゃないかなあと。頑張るんだったら、1日2回毎日コツコツと黒ずみ専用クリームを塗り続けるですとか、刺激を感じない方向で頑張るといいですよ。塗るだけなら、ボディソープに混ぜたりパックを作る手間もかからないですしね。
重曹にしてもクエン酸にしても黒ずみの表面にのみ働きかける物ですから、肌の中から働きかけるほうが改善には有効です。

脇の黒ずみに重曹を使うのはアリ?それともナシ?

脇の黒ずみに重曹を使ってみたいということでしたら、使うのはアリです。ああしたいこうしたいという気持ちにブレーキをかける権利は私達にはなく、前向きな気持ちに水を差したくもありません。

でもですね、個人的には、脇に使うのはナシです。ワキの皮がどんなに厚かろうと、クエン酸を混ぜた物を塗る気にはなれませんでした。刺激を受けることでメラニン色素が生産されて黒ずみが悪化してしまうのがイヤだったからです。
刺激は脇の黒ずみの大敵だということを頭に入れた上で、重曹を使うのはアリかナシか判断してみてください。重曹よりは、肌の中から働きかけられる専用のクリームなどを推します。